前回、ベルギー、ブリュッセルの治験に参加し、約40万円を稼ぎ出しました。
ベルギーでの治験については『人体実験?!ベルギーでの海外治験に参加して40万円稼いだ体験談』からどうぞ。
前回の治験終了後は、ベルギーからメキシコに飛び、その後は中米から南米へ南下していき、南米旅最終地点であるボリビアにたどり着きました。
南米の旅も終わりに差し掛かり、台湾に残した彼女に会うために台湾に帰る航空券を探し始めました。
え、高すぎ・・・
南米旅行で一番高く付くのは、宿泊費でも入場料でもなく、南米から出る航空券です。
特に極東までの航空券は片道10万円前後になることもあり、かなり高額です。
じゃあどうするか?
治験しかないでしょう。
治験とは?
治験とは、くすりの開発のために必要な臨床試験のことです。薬は市販される前に、安全性と忍容性を治験で確認される必要があります。治験は、日本や海外の患者さんに薬を届けるためには必要不可欠です。治験を行うことなく薬が市場に出ることはできません。
要約
謎の薬を飲んで健康を対価に金をもらう。
今回はイギリスで行われる治験に参加します!
参加のプロセスは前回参加したベルギー治験と変わらないので、まずそちらを参考ください。
前回と同じく、治験開催地であるイギリス発着の航空券は治験会社が出してくれます。
入院期間は5泊、報酬は1150ポンド(17万円)
ではやっていきましょう
治験の流れ
①事前検査
治験参加に適しているかをチェックします。日本でやる一般的な健康診断と変わりなし。
説明は全て日本人リクルーターが翻訳してくれます。
②結果出るまで施設で待機
ベルギー治験では、待機期間中の宿は自分で確保する必要がありましたが、ここイギリスの治験での待機期間は、ピーターバラにある治験会社保有の施設に滞在することができます。
施設では治験参加で訪れた日本人が滞在しており、相部屋になる可能性もあります。

旅先で集めたコインを床にぶちまける旅人
たまに一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだり、でも程々の距離感が保たれていて、いたって快適な生活でした。
近くにはスーパーや、安いローカルマーケットもあるので出費を抑えることもできます。
イギリスはセルフレジが主流なんですねえ。
③検査結果は・・・
一週間間後に結果を受け取りましたが、結果は・・・
不適合でした。
ビリルビン値という肝臓に関する数値が良くないとのことです。
今回は駄目だけど2週間後に行われる別の治験の検査に来てくれませんか?とお誘いがあったので、
そっちに参加することにしました。滞在が長引きそうだ・・・
④事前検査(2回目)後、待機
また一週間の検査結果待ち。
もう一ヶ月はイギリスに滞在してるけど、ピーターバラというのはほんとに何もない街で、他のロンドンやエディンバラに遊びに行くにはちょっと遠すぎるんで、ほんとにやることがないです。
なんで、張り切ってインド料理なんかを作ってしまいます。
ビール飲み比べとかもやっちゃいます。
⑤検査結果
結果は・・・
またダメでした。
またもやビリルビン値が基準値を超えていたそうです。
調べてみると、空腹時間が長いとビリルビン値が上昇するということがわかりました。
お昼頃に行われる検査前には6時間の絶食が必要になりますが、もし朝ごはんを食べずにいると、飢餓時間が前日の夜から続くことになるので、そのせいでビリルビン値が上昇してしまうようです。
そういうこと先に教えといてよー・・・
⑥出国
一ヶ月間イギリスに滞在しましたが、結局治験参加には至らず、ずっとピーターバラの施設にこもりきりで時間を無駄にしてしまいました。
早速次の行き先である台湾への航空券を探し始めましたが、急遽の出国が必要になったので間近の出発で見てみると、なんと10万円を超えていました。。。ですがこれでも一応治験会社の補助対象になります。
⑦入金
出国して1ヶ月後ぐらいには航空券代の振り込みがありました。
ボリビア→イギリス→台湾の航空券が、19万円。
治験参加もせずにこんなに出してもらってほんと申し訳ない気持ちになりましたが、こちらも一ヶ月無駄に過ごしてしまったので、まあ・・・いいでしょう。
まとめ
今回は検査結果が悪く、残念ながら検査落ちとなってしまいましたが、それでもイギリス発着の航空券は全部補助してもらいました。
前回ベルギーで治験参加したときは何事もスムーズにことが進んだので油断をしていましたが、やっぱり落ちることもあるんですね。。
ですが、私の海外治験体験談はこれで終わりません。また情報をシェアします。
コメント
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